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集客なくして廃業必至!美容室や美容サロンのサバイバル集客術と集客に潜む落とし穴とは?

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街を歩いていると、美容室や美容サロンが増えていることに気が付きませんか? それもそのはず、厚生労働省発表の平成28年度生活衛生関係の調査によると、美容所の件数はわずか5年で231,134件(平成24年度)から243,360件(平成28年度)となり、約1.2万件も増加しているのです。
多くのライバル店が乱立する状況下、顧客に選ばれ集客できる店舗になれるかどうかは、店舗運営において死活問題となっています。
美容室や美容サロンが成功するうえで、立地や価格、スタッフの技術力など多くの条件が求められますが、どんなに良い美容室や美容サロンであっても、顧客に店舗の存在を認知してもらわなければ廃業に追い込まれてしまいます。

今回は、美容室や美容サロンが生き残るために一番悩ましい集客術と、集客に必死になるあまりに陥ってしまう危険な落とし穴についてご紹介します。

認知度UPに最適!広告媒体を有効かつ継続的に利用する

美容室や美容サロンの認知度をアップさせるには、やはり王道である広告媒体を有効かつ継続的に利用することが不可欠です。広告媒体を利用した認知度アップには、どのような方法があるのでしょうか。

チラシを配る

新聞に折り込みチラシをする、駅前でチラシを配る、また顧客ターゲットが来店しそうな店舗にチラシを置かせてもらうなどの方法があります。新聞の折り込みチラシは、新聞購読率の減少と若者の新聞離れが加速していることから、中高年向けの美容サロンや美容室には今も有効な方法です。
駅前での配布は、クーポンを付けたりティッシュに同封したりすることで、見込み客の手に渡りやすくなります。また、知り合いの店舗や顧客ターゲットが来店しそうな店舗にチラシを置かせてもらう方法も有効な場合があります。

WEBの美容媒体で広告宣伝をする

今はインターネットが日常的に利用されるので、WEBポータルを利用した美容媒体での集客が最も効果的です。WEBポータル型の美容媒体には、ホットペッパービューティやRakuten BEAUTY、OZ mallやEPARKビューティなど数多くあります。
どの美容媒体にするかは、美容院や美容サロンのターゲット層や店舗エリアによって異なります。例えば、美容院探しで一番人気のホットペッパービューティは、20歳から34歳までの女性をターゲット層としており、全国の美容院や美容サロンの検索が可能です。一方、Rakuten BEAUTYも、同様に全国の検索が可能ですが、25歳から29歳のキャリア層の女性をターゲットとしており、よりターゲット層が狭まった広告媒体になっています。
このように自分の店舗の客層に適した媒体を選択するとよいでしょう。

また、広告宣伝費の課金方法も広告媒体ごとに異なります。例えば、毎月の広告費のブレを防ぎたい美容院・美容サロンの場合、常に一定の広告費が課金される「広告プラン型」(例:ホットペッパービューティ)が適しています。一方、まだ美容院・美容サロンをオープンして間もなく、あまり広告費を掛けられない場合は、予約があった場合のみ予約手数料が課金される「成果型」(例:Rakuten BEAUTY)が適しています。
このように広告宣伝をする際は、自分の店舗にとって最も費用対効果が高そうな媒体に絞ると効果的です。

インターネットのHPを活用する

インターネット世代では、より良い美容院・美容サロンを求めてHP検索をすることが多い傾向にあります。そのため、美容院・美容サロンの強みやメリットを見込み客に24時間アピールし続ける自社HPは、集客に大きな力を発揮するツールになります。
HP検索で初めて美容院・美容サロンを訪れる見込み客は、Googleのアクセス解析によると、①トップページ②料金③クーポン④美容院・美容サロンの場所といった流れで閲覧されることが多いようです。そのため見込み客が一番閲覧する料金のページに、顧客の悩み(くせ毛や薄毛など)を解決できるメニューや、メニュー内容の詳しい説明、リピーターの体験談や予約ページに飛ぶリンクを貼ることで、見込み客を逃さずに来店へと導くことができます。
また、コンプレックスや髪の悩みがある人は、悩みのキーワードとエリア名を検索ボックスに入力し、美容院や美容サロンを探す傾向にあります。これらのキーワードをHPに盛り込むことで、HP検索の上位に表示される確率が高まり、埋もれがちな通常の美容院や美容サロンよりも集客しやすくなります。

SNSを活用する

ブログやFacebook、ツイッターやInstagramなど、SNSを利用した集客方法もあります。
ブログでは、美容に関するお悩み解消法などの有益な情報を発信することで信頼感が増し、集客に結び付く可能性があります。また、Facebookでは来店した顧客と繋がり続けることで顧客のファン化が見込め、ツイッターでは割引キャンペーンのお知らせで集客することが可能です。Instagramでは、美しく変化した顧客の写真を投稿してもらうことで店舗への興味が湧き、集客に結び付く可能性があります。

おまけやプレゼントで集客する

人間は、おまけやプレゼントに弱いものです。その心理を活用して集客する方法は多くありますが、美容室や美容サロンの集客には主に以下の方法が適しています。

割引券を利用して集客する

初回のみ利用できる割引券で集客している美容室や美容サロンは多くありますが、さらに「3か月以内にリピートした場合の割引」という割引券を使った集客も有効です。
美容院などの売れる仕組み構築で有名な高田靖久氏の著書「『1回きりのお客様』を『100回客』に育てなさい!」によると、「初来店から3か月以内にリピートした顧客は、その後2年以内に10回以上リピートしている確率は、そうでない顧客よりも7倍以上高い」傾向にあるそうです。この理論を利用し、3か月以内に1度でもリピートしてもらえるよう、割引券で集客してみましょう。

少ないポイント回数でもお得になる仕組みで集客する

ポイントカードはどこの美容室や美容サロンでも利用していますが、ほとんどの店舗では、何十回とリピートしない限り、お得にはならないシステムを採用しています。しかし、少ないポイント回数でも少しずつお得になるほうがリピート率は高まる傾向にあります。つまり、数十回ではなく数回で顧客がお得になるポイントカードにすることで、顧客のリピート率が増し、収益増大も見込める可能性が高くなります。

集客に必死な美容室や美容の落とし穴とは?

多くの新規顧客を集めることに成功しても、残念ながら集客に必死になればなるほど赤字化し、最悪の場合は倒産してしまう美容室や美容サロンも多いようです。これらの美容室や美容サロンは、一体どのような落とし穴があったのでしょうか?

リピートされない

広告宣伝により目新しさから新規顧客が次々来店してくれるものの、なぜか顧客にリピートされず、ついには廃業に追い込まれるケースもあります。リピートされない原因はサービスや店の雰囲気、スタッフの技術不足や料金設定など、多くの理由が考えられます。
しかし、これらの原因追及や改善を後回しにし、集客にのみ注力することで、リピートされないだけではなく、悪い評判が立ってしまうという落とし穴に落ちる可能性があります。

広告宣伝費のかけすぎ

美容室や美容サロンの広告宣伝は集客力があるため、つい、あの媒体この媒体とさまざまな媒体に広告宣伝をしがちです。しかし、その結果として広告宣伝費が利益を圧迫し、残念ながら廃業となるケースもあります。

低価格競争に巻き込まれる

美容室や美容サロンのウリを「低価格」にすることで、最初はその安さゆえに集客できる可能性があります。しかし、資本力の強いチェーン店やさらに低価格な美容室や美容サロンが開業すると、赤字覚悟の低価格競争に巻き込まれ、利益が圧迫されて廃業に追い込まれるケースもあります。

看板に偽りあり

美容室や美容サロンの広告宣伝で、店舗が実際以上に美しく撮影された写真を掲載することや、スタッフの技術力やサービスを「盛って」宣伝することで、一時的な集客が見込めることもあります。
しかし、偽りの宣伝は来店した顧客のイメージや期待を裏切るうえ、悪評が立つことで廃業に追い込まれるケースもあります。

美容室や美容サロンの集客と顧客化は、安定経営の第一歩

美容室や美容サロンの集客方法は数多くあり、ひとつの手法だけではなく複合的に取り入れることで、集客に結びつけることができます。しかし、結局は集客した顧客をリピーターにしない限り、安定した美容室や美容サロン運営は望めません。
集客の落とし穴に落ちることなく、集客と顧客化の両輪を回しながら、右肩上がりの店舗運営を目指しましょう。

参考:

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