モバイル端末の普及もあり、独自のホームページを作って集客に活用したいと考える企業は多いと思います。しかし、集客効果の高いホームページを作るにはどうすればいいのでしょうか。そこで今回は、集客に役立つホームページを制作するポイントをご紹介します。
Webマーケティングへの投資は惜しまずに
一般的に、短期間で集客を成功させるには、ホームページの作成費や広告宣伝費といったある程度のお金が必要です。ホームページであれば、無料ツールで作れるのではないかと考えるかもしれませんが、プロが作ったような出来栄えは期待できません。無名の企業が広告宣伝をせずに知名度を上げるのは非常に難しいといえます。費用対効果は高いと考えられるので、Webマーケティングへの投資は惜しまないほうがいいでしょう。
集客ツールとしてSNSを活用する
SNSは上手に利用することで強力な集客ツールとなります。自社のカラーにマッチするSNSを活用し、ホームページと連動させて集客につなげたいところです。以下にメジャーなSNSをピックアップしました。それぞれの特徴を確認してみましょう。
比較的若年層の利用者が多く、注目されたつぶやきが爆発的に広がることが多いのが特徴です。匿名性が高く、知らない人ともコミュニケーションを取ることができます。ただし、フォロワーを集めるには時間がかかるほか、不用意な投稿をすると炎上しやすいというデメリットがあります。
50代や60代といった高年齢層にも一定数の利用者がいるという特徴があります。新しいサービスの告知やホームページの更新をFacebookで紹介するといった使い方が有効です。また、Facebook上に掲載できる専用の広告もあるので、チェックしてみてください。
写真の投稿がメインのSNSです。「インスタ映え」が流行語になったように、見る人の目を引きつける写真を投稿できるかどうかがポイントとなります。特に、店内のインテリアや外観、料理の写真を投稿できる飲食店との相性がいいのではないでしょうか。利用者は若い女性が中心なので、同じような層をターゲットとしている企業は利用を検討してみてください。
LINE
幅広い年齢層で利用率が高いLINEは、情報の発信よりもチャットを用いて個人に直接連絡するツールとして利用するのがおすすめです。問い合わせの連絡先として利用したり、友だち登録者にキャンペーンのお知らせを送ったりといった使い方をするといいでしょう。
YouTube
幅広い年齢層で多くのユーザーがいる動画投稿サイトです。投稿した動画はホームページにも表示できるので、商品やサービスの紹介や、企業や店舗のPR映像などさまざまな形で利用することができます。
ブログやメールマガジンで集客をサポート
ホームページと相性のいい、ブログやメールマガジンを利用することでも、集客をサポートすることができます。
ブログ
ブログといってもスタッフの日記のようなものではなく、特定のキーワードを含んだ情報記事によってホームページへのアクセスを呼び込む、いわゆる「オウンドメディア」がこれに該当します。ある程度の時間はかかりますが、地道に取り組むことでアクセスを伸ばすことが可能です。
メールマガジン
メールマガジンは、特定の人へ企業の側から情報を提供するプッシュ型のアプローチが特徴です。ユーザーとの信頼関係が構築されるため、比較的高額な商品のプロモーションでも販売しやすいのがメリットです。ただし、ユーザーがメールアドレスを登録してくれるまでのハードルが高いというデメリットもあります。
アクセス解析とコンスタントな更新で集客を維持
一時的に集客が成功し売り上げがアップしたとしても、それを継続しなければ意味がありません。そのポイントとなるのが、アクセス解析とコンスタントな更新です。
アクセス解析
Googleアナリティクスをはじめとしたアクセス解析ツールを使うと、ホームページのアクセス数や、どこのサイトからのアクセスなのか、どんなデバイス(PCかスマホか)でアクセスされているのかといった情報を知ることができます。そして、「スマホでアクセスしているユーザーが多いからスマホ向けの施策を充実させよう」「SNSからの流入が増えたのは広告の効果だ」といった分析や把握が可能になるのです。「高年齢層向け」「若年女性向け」などのように、ターゲットを絞る必要のある企業にとっては、非常に重要な情報だといえるでしょう。
コンスタントな更新
ホームページの掲載内容は、ユーザーが企業について知るための大切な情報源です。事実とは異なることが掲載されていては、思わぬトラブルを招きかねません。少しでも変更があった場合には、きちんと更新してください。また、SNSやブログは、定期的に更新をしないと集客効果が下がってしまいます。コンスタントな更新を続けることが大切です。
ホームページを活用した集客は簡単ではない
ホームページを活用した集客にはさまざまな方法があり、マニュアルどおりに進めれば絶対に成功するというわけではありません。試行錯誤を重ねながら、少しずつ改善していくイメージで取り組みましょう。
参考:
平成27年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書|総務省
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